浮世絵動物園
一昨日の日曜日、原宿にある太田記念美術館へ行ってきた。
「浮世絵動物園」という企画展をやっていて、動物をテーマに集められた浮世絵作品が展示されている。
動物が描かれている、と一口に言ってもその描かれ方は多種多様でとても面白い。美人絵にお供の愛玩動物として描かれていたり、当時の人気役者の衣装の中に柄として動物が描きこまれていたり、(幕府によって役者や遊女を浮世絵に描いてはいけない、と定められたために)動物の姿を借りて遊郭や人気役者が描かれていたり。
私は「里すゞめ ねぐらの仮宿」が特に好きだ。遊郭の光景とそこにいる人々(しかしその姿はすずめ!)が細かく描き込まれているのでいつまでも見ていられる。展示の公式サイトでもこの作品の画像は見られるのだが、実物を見ているといろいろ発見があって楽しかった。
今回の展示は2010年に開催した企画展示の復活強化版らしいが、そこまで好評なのも頷ける面白さだった。浮世絵に詳しくない人や江戸時代に興味がない人でも、動物がモチーフだととっつきやすいというのもあると思う。
父と母と弟と一緒だったのだが、それぞれ気に入った作品があったようで嬉しい。
来月は展示替えがあって、全点チェンジらしい(!)ので後期も見に行くつもりだ。
展示公式サイト
春に
外で花が咲いているのを見ると、突然春がやってきたような気がしてちょっとだけ怯んでしまう。
春は、「新生活」なんて言うように就職とか進級とか始まりの季節というイメージがあるから、自分に何も進歩がないように感じてしまって少し苦手だ。
でもそういう事情に関係なく、春に咲く花はきれいなので見とれてしまう(どの季節の花も、それぞれに好きだけど)
友人と小金井公園へ撮影しに行ったとき、枝垂れ桜が見頃でとてもきれいだった。妹から一眼レフを借りていてよかった、と思いながら撮った。
ところで、先日は若気の至りのような記事を書いてしまって、今とても恥ずかしい。
恥ずかしいので消したいけれど、このままにしておこう。誰かを傷つける内容ではなくて私がただ恥ずかしくなるだけだと思うので
ただ内容に関して訂正したくて、「不安になりたくない・させたくないから恋愛はしたくない」と書いたけど、不安になってしまってもいいから好きでしょうがないっていうのはあると思うし、私は恋愛したいのかもしれない(心変わり)
近所のパン屋さんで売っていたお花見あんぱん(という名前のついた、桜あんぱん)
桜の塩漬けが対になっているのが珍しくて可愛いと思った。さくらんぼのようだ
映画
妹が誘ってくれたので、『LION/〜25年目のただいま〜』の試写会に行ってきた。
実話が元で、幼いころ迷子になって外国へ養子にもらわれた男の子が、成長してから実の家族を探すというお話。
簡潔に感想を述べると
- Google Earthがすごい。当たり前かもしれないけど、技術の進歩があったことで人の人生って変わるなと思った
- 感情移入して見ていると辛いシーンが多い
- 音楽がきれい
- オーストラリアとインドの荒涼とした大地?のシーンがふんだんにあってきれい
- 主人公の子ども時代がとても愛らしい。声がめちゃめちゃかわいい
重い空気だけど暗くはないので、話に興味がある人は見るのをすすめる。
実話なのでエンドロール近くで後日談が語られる。
私は生まれてこのかた故郷を追われたことなく平和に生きてきたけど、何か事情があって故郷から離れて育った境遇の人が見たら、感じ方がまた違うかもしれない。
幸せとは
春になったからか、鼻が詰まって不快で眠れない。眠れないついでに自分の幸せについて考えてた。
先月の記事からはうって変わって、写真もなければ内容もたいへん個人的なものなので、このブログの過去の記事みたいの期待してる人には面白くないと思う。
恋愛はしたくないが、将来的に家庭を築きたい
弟が生まれたての赤ちゃんだったとき、わたしは小学6年生だった。赤ちゃんって可愛いだけじゃなくて手がかかるし大変な存在だなと子どもながらに感じた。
赤ん坊だった弟が成長して、一人の人格を持った子どもになっていくのを目の当たりにしてきて、わたしは親になりたいと思うようになった。今、親になれるほど人間として成長できている自信はないけど、将来的にそうなりたいとやはりどこかで思っている。
なぜ恋愛したくないのか
だれか特定の相手と恋愛関係にあることは、幸せだと思う。私は、恋人(あるいはパートナー)がいるのは素晴らしいことだと思っている節がある、認めたくはないけど。
そういう相手がいた期間が、自分にとって楽しかったからっていうのもある。
でも恋愛関係ってとても不安になるものだ。自分の心も相手の心もころころ変わってしまうし、それは人間なので仕方がない。恋人でもパートナーでも、人の心は支配できない。不安になりたくはないし、させたくもないので恋愛はしたくない。
はてさて
パートナーと子どもがいなくても、あるいはどちらかがいなくても、性格がいい感じで幸せそうな人を(今となっては)身近に知っているので、願いが叶わなくてもなんだかんだ幸せにしているのかもしれない。
同世代の人たちがパートナーや子どもに恵まれる時期には、もしかしたら比較してしまって苦しいかもしれないけど。
子どももパートナーと授からなければならないとも限らないので、甥や姪で満足して可愛がっている可能性もある。
次世代との関わりに執着するなら、教え子なんかでもよい気もするし、そのときは何らかの先生になるために頑張ろう。
わたしの人生は朝ドラではないので、ああいったようには進まない。
ドーナツとらくがき、映画とカレー
中学高校からの友人と『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を見に行った。友人とは、ティムバートンのアリスも当時映画館に見に行った仲なので感慨深い。
映画は端的に言うと、とても良かった。
ネタバレしない程度の感想を述べる
- オープニングとエンドロールの映像だけずっと見ていたいくらい好き
- ヒロインが海に潜るシーンが綺麗だった
- 衣装が最高。1940年代がベースらしいが、ファンタジーしすぎていないのでお洒落として真似したくなる
- 予告編を見て想像していたよりも怖い要素が多くて驚いた(悪役側のクリーチャーが出てくるのだが、ビジュアルと生態がとても怖かった)
映画を見る前に食べたドーナツ。左は抹茶味なんだけど緑が鮮やかすぎてこわい(おいしかった)
ドーナツ食べながらお絵描きもした。
もうやんカレーで食べたチキンカレー
カレーを頼むと利用できるセルフサービスがとても豊富で、友人とどこまでがセルフか分からなくなって戸惑った。
おいしかった。
カレーを食べたあと友人とある計画を立てたので、すごくわくわくしている!
にんじんと献血
にんじんグラタン
早起きしたので、朝ごはんににんじんのグラタンを作って食べた。
たぶんこの一食で、中ぐらいのにんじん1本分は摂取している。右のポタージュスープにはグラタン皿に入りきらなかったにんじんと具が入っている。
にんじんは友人からもらった。世の中には市販でにんじんだけの野菜ジュースがあるくらいなので、食べ過ぎても悪いことはないと思う。
ネットで調べたら、にんじんを食べ過ぎると顔や手が黄色くなるらしい。なんというか害というには平和な影響で、愉快な野菜だと思った。
献血
今日は実家の最寄駅に献血車が来ていたので、献血した(献血だいすき)
ちょうど10回目の献血だったので、記念品をもらった。
毎回200ml献血なので、これまで合わせて2Lの血液を提供したということになる。
いつか赤十字の人に聞いた話では、輸血用の需要は400mlが主流なのだそうだ。別々に採血した200mlを足して一人の患者さんに輸血するわけにいかないので、200mlだと、例えば子どものような少量の輸血が必要な患者さんにしか使ってもらえないらしい。
わたしは小柄なため、今の健康的な体重では400mlの献血はできない*1ので、少しもどかしい。
無理に太らないで400ml献血を可能にする方法を考えてみたところ、筋肉をつけて体重50kgに達せばいいのではないかと思った。でもどれくらい鍛えればいいのだろう、それくらい筋肉がついたら献血どころか人生が変わるんじゃないか。